蕁麻疹の特徴
蕁麻疹の基本的な特徴はかゆみや赤みということになりますが、症状が激しいと、次々と新しい膨らみが出てきて、その出現範囲も拡がっていきます。小さい場合は1~2mmですが、ひどい場合は手足全体に拡がることもあります。また、複数の蕁麻疹がどんどん融合して、体全体が覆われてしまうような重篤なケースもあります。
形もいろいろで、円形、線形、環状、地図状などがあります。ただし、形自体には特別な意味はありません。困るのは、跡が茶色く残ったり、表面が乾燥してカサカサになる場合で、これがひどいようなら蕁麻疹とは別の病気かもしてない可能性があります。
蕁麻疹はその原因や症状によって対処法もいろいろ異なってきます。そもそも蕁麻疹が出るきっかけがいろいろあります。
割と多いのが、暖かい部屋から急に寒い外に出たり、逆に寒い外から暖かい部屋に入った時に出る蕁麻疹です。それ以外にも服とのこすれが原因で部分的に蕁麻疹が出ることもありますし、運動したした後に汗をかいて発症する場合もあります。人によっては夜などの決まった時間に出る場合もあります。
こうした蕁麻疹の種類は、原因によって基本的に分かれています。つまり原因には個人差があるということです。例えば、牛乳を飲んだことが原因なら「アレルギー性蕁麻疹」であり、ストレスが原因なら「心因性蕁麻疹」ということになります。従って自分の蕁麻疹はどんな原因で発症するかを確認することが予防策となるわけです。