寒冷蕁麻疹とは:寒冷じんましんの原因・症状・治療法

寒冷蕁麻疹が起こりやすい状態

 

寒冷蕁麻疹(寒冷じんましん)が起こりやすい例というのがあります。基本的には体が冷たくなると「手、足、太もも、背中、腹部」などに発疹ができやすくなります。具体的な例としては、アイスクリームやジュースなど冷たいものを食べたり飲むとかゆくなる、裸足で冷たいフローリングを歩くと足がかゆい、もともと寒がりで鳥肌が発生しやすく、関節などがかゆくなる、冷たい風に当たると顔の一部にかゆみを感じる、体が温まった状態で冷たい場所に行くとかゆみを感じる、ということになります。

 

こうした症状が診られたら、寒冷蕁麻疹の可能性があるので、集中的に寒冷が発生しないような工夫をした方がいいでしょう。このように寒冷が原因だと判明されていれば、寒冷を避けて予防法になります。

 

しかし、寒冷蕁麻疹が発生した箇所を無意識にかいてしまうと、更にかゆみが発生したり、蕁麻疹が拡大してしまうこともあります。とにかく体温の温度変化を抑えることが重要です。屋外では体をあまり寒くさせないよう、ある程度暖かさを感じるような服装にしましょう。

 

また、冬場では、入浴後の脱衣場で寒冷蕁麻疹が発症しやすくなっています。脱衣場はよく温めておき、お風呂でもしっかり体を温め、風呂から上がったら素早く着替えて、体温の低下を防ぐようにしましょう。運動した後にも体を冷やさないよう、すぐに体をタオルで拭くのも効果的です。